ホロスコープ(西洋占星術)とは
ホロスコープ(西洋占星術)とは、天体の配置や動きを元に、私たち人間世界、私たち自身について理解しようとしたものです。
ホロスコープの考え方の基本に、“コレスポンデンス(照応)の法則”があります。
上なるもののごとく、下なるものはあり
内なるもののごとく、外なるものはあり
宇宙のごとく、魂はあり
ホロスコープは「何か大いなる力が天体を動かしていて、それは同様に私たち人間の世界をも動かしている」と考えます。
「ひとつのコスモス(宇宙)は7つの要素で成り立つ」という古代哲学からの考え方があります。
私たちの世界は単一的なものではなく、様々な次元の世界がミルフィーユのように折り重なっていて、それぞれの世界は似たような構造で成り立っています。
そして異なる次元間ではエネルギーのやり取りが行われ、すべてが繋がっています。
夜空の星の動きに最初に注目したのは、紀元前 6000 年頃のメソポタミア低地のシュメール文明の人たちだったそうです。
その後、紀元前 2400 年頃のバビロニア人の記録には、最初の占星術的な記録が残されています。
私たちのご先祖さまは、上なるもの(天体の世界)を見て、下なるもの(人間の世界)を理解しようとしました。
そして人間は、上なる天体を通じて、より上位の次元のエネルギーを学び、成長すると考えたのです。
ホロスコープは「種」
私たちの出生時のチャートを“ネイタルチャート(出生図)”と言います。
私たちが生まれた瞬間の天体の配置が示されています。
宇宙の法則に、錬金術の法則「すべてのエネルギーが私たちの内側にある」と、はじまりの法則「物事の始まりのポイントが、生涯を通じ、さらにそれを越えたところへ向けて実現されていく潜在力を内包している」があります。
私たちのネイタルチャート、それは私たちの人生の始まりのポイント。
つまりここには、私たちの人生を通じたあらゆる可能性が内包されているということです。
ネイタルチャートは、種のようなものです。全てが詰まっている。
このチャートには、私たちが持つ才能も、今現在経験している困難も喜びも、そしてまだ予感すらない、未来に自分が経験するだろう、すべての可能性が一緒に存在しています。
中には一生使わずに終わるものもあります。
でもポイントは、種は種でしかない、ということ。
種はそのままでは育ちません。
土に埋めてあげて、水をやり光を当て、肥料を与え、育ってきたら適度に間引きしたり剪定したり、
適切なタイミングで適切なお世話が必要です。
私たちも同じ。
私たちは生まれた瞬間に、もうすべてを持ってきています。
この一生で経験するあらゆる可能性がネイタルチャートには刻まれています。
でも何もしなければ、何も育ちません。
お宝も、持っているだけでは何もならないのです。
だから、自分がどんな可能性、お宝を持っていて、どんな武器やアイテムを持っているのかを知る。
そして、使えるように育てることや、経験を通して使い方を学ぶことがとても大事です。
ホロスコープを知るとは、自分の可能性を知ること。
でもそこから先、その可能性をどうするか?を決めるのは自分自身です。
私たちはどこまでも、主体的、能動的な存在なのです。
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ホロスコープの基本要素
ホロスコープを読む基本は以下の4点。
・10天体
・12星座
・12ハウス
・アスペクト
他にも感受点や小惑星などあり、どこまでも深く読むことはできますが、まずこの4点を押さえるといいでしょう。
10天体について
天体は、私たちという個性を表現するキャラクター。
私たちは一人に見えて、実は10人の「ちっちゃなわたし」が集まった“チーム”です。
ちっちゃな私それぞれにも役割や個性がある。
各天体の役割や個性を知ると、“ひとつ”に見えていた自分という存在に厚み、深みが出てきます。
私たちの中にいる、10人のキャラクターを知りましょう♡
10天体詳細はこちら
12星座について
星座は、天体の性格を表します。
私たちの中の“ちっちゃなわたし”一人ひとりも、私たちのように、性格があります。
せっかちな子もいれば、怒りっぽい子もいて、泣き虫ちゃんもいる。
私たちは、時に矛盾したり葛藤したり、自分の中に一つではない、いろんな自分がいるのを感じるかもしれません。
星座を知って、私たちを表現する色んな質があることを知りましょう♡
12ハウスについて
ハウスは、天体が動く場所を表します。
おうちの中のお部屋のように、その場所で何をするか、それぞれテーマがあります。
ここはご飯を作る場所、ここは家族団らんの場所、ここは休む場所、など。
天体がどのハウスに入るかによって、その天体が主にどんなテーマにおいて活動するかが見えてきます。
ハウスを知って私たちが活動する12の場所を知りましょう♡
12ハウス詳細はこちら